サッカー好きの人でも
「デットマール・クラマー」の名前を知らない人は多いでしょう。
でも、メキシコオリンピックでサッカー日本代表が銅メダルを取ったときのコーチと言えば、彼の功績がいかに大きかったかがわかると思います。
はっきり言って、彼が日本に来ていなかったら今の日本サッカーはありません。
たぶん今の日本サッカー協会の役員たちにクラマーのことを語らせたら時間がいくらあっても足りないかもしれません。
簡単に生い立ちなんかを・・・
1925年4月4日ドイツ・ドルトムント生
1960年10月東京五輪日本代表特別コーチとして初来日35歳
1964年東京五輪ベスト8
1965年クラマーの提唱により日本サッカーリーグJSL開幕
1968年メキシコ五輪銅メダル
1970年クラマーの提唱により「第1回FIFAコーチングスクール」が千葉で開催される。日本の長期的、選手、指導者育成のさきがけとなる。
1975年1月からバイエルンミュンヘン監督に就任。2年連続で欧州チャンピオンズリーグの覇者となる。
クラマーの名言は数多くありますが、その中でも有名な物を挙げてみました。
サッカーをたとえにしていますが、サッカーに関係のない人にも心に響く言葉ばかりです。
サッカー、それは本当に素晴らしい競技だ。
何故なら、子供を大人に、大人を紳士に育て上げる競技だから。
サッカーには人生のすべてがある。特に男にとって必要なすべてがある。
グラウンドはサッカーだけをやるところではない。人間として修練の場である。
私のハシの使い方が上手になるのと選手のテクニックが上がるのと、どちらが早いか。
勝った時に友人は集まる。しかし本当に友人が必要とする時は負けた時である。
試合終了のホイッスルは次の試合のホイッスルである。
意志のあるところ必ず道は開ける。
サッカーは人生の鏡である。そこには人生のあらゆるものが映る。
サッカーはトイレのサンダルと同じだよ。
トイレで用を済ました後、サンダルをそろえておかないと次に使用する人はどうなる?
サッカーは思いやりだよ。
パスを受ける人の立場になって受けやすいボールを出すことから始まるんだよ。
これから何十年も続く君たちの人生も一緒だよ。人を思いやる気持ちを大事にしなさい