大事に物を使うというと、昔はすり切れるまで使ったものだとか壊れても直して使ったという話をよく聞くけど、物が安く買えるようになった今では修理するより新しいのを買った方が安いと言う場合も多くて、物の寿命という点では明らかに短くなっていると思う。
まだ十分使えるのに新しい物が欲しくなるというのは当然の欲求で、それを否定するつもりは無いんだけど、その反面、自分の使っている物に対する思い入れが無いというか軽いというか飽きやすくなってしまっているのも事実。
本当に欲しい物があって、でもお金が無くて買えなくて何ヶ月も何年もがんばってお金を貯めてやっと買えたっていう経験をしている人が減ってきているんだと思う。
ここまで大袈裟じゃなくても本当に気に入って、苦労して(金銭面だったり入手困難だったり)手に入れた物って大事に使うだろうし、大事に使うからこそ長く使えるはず。
流行に左右されない、他人に自慢するためじゃない、自分で気に入ったから買ったんだという自己満足って悪くないよね。周りにはなかなか理解してもらえないことが多いけど。
自分はそう考えるから、ディスカウントショップとか質流れセールなんかで俗に言う高級ブランド品を買いあさる人たちって理解できないんだよね。
それとお金があるからって節操無く高価な物を何のポリシーもなく買いまくる人。これも理解できない。
ましてや誰かに貢いでもらった物なんて大事にしない典型だよね。
そして生活を切りつめてまで外見で見栄を張る人なんかは問題外。良い物は持つ人を選ぶというのは本当だと思う。
やっぱり欲しい物って簡単に手に入っちゃいけないんだと思うな。