Excite エキサイト : 石井優勝、五輪柔道代表に 井上は敗退、引退へ
昨日、テレビで柔道日本選手権を見ていた。
準々決勝で井上康生が敗れ北京五輪への道が断たれたわけだけど、2回の内またがすかされての合わせ技1本負けは逆にすっきりしたんじゃないかな。これが決勝まで勝ち上がって、鈴木に僅差で負けたりしてたら代表はどうなったかわからないから(選ばれなかったとしても誰になるかという意味ね)。
準々決勝のもう一つの棟田の試合はこれぞ柔道という試合だった。
技ありを取られた棟田が逆転の支え釣り込み足で1本勝ち。教科書で見本として出てくるようなキレイな技だったなあ。もちろん棟田のパーフェクトな試合前後のお辞儀も見せてもらったし。
棟田の準決勝で敗れた試合で、棟田が顔面を相手の額にぶつけた時と、ヒジが決まった状態で投げられて逆関節気味になって痛がってる時、解説の篠原が
「あれくらいは棟田はいつものことです」とか
「全然心配ないです」とか冷たく言い放ってるのがおかしかった(笑)。
そして決勝の鈴木vs石井は石井の大内刈りから押さえ込み、残り2秒で鈴木が逃れたところまでは素晴らしかったけど、その後、ポイントのリードを守ろうと石井が完全に消極的な柔道になって結局警告まで行ってしまったのは情けなかった。あそこから更に1本を狙いに行く柔道を見たかったな。
まあ北京でそれは見せてくれることを期待しよう。
北京五輪の代表は野村と井上が代表から外れて世代交代が進んだということなのかな。
アジア選手権で無事全階級で出場枠も獲得できたし、北京では強い日本柔道を見せて欲しい。
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